【欅坂46】少女小説が好きならきっと好き!坂道グループ!【乃木坂46】
この記事は百合好き男子の夫に3次元百合の尊さを勧めるための記事、
じゃなかった、少女小説好きに坂道グループを勧めるための記事です。
まずはこちらをご覧ください。
乃木坂46 サヨナラの意味
感情が高ぶるとトゲが出て来る「棘人」とそうでない少女との友情の芽生えが描かれたMV。この動画だけでも、「乃木坂ってAKBでしょ?秋元康でしょ?」と、彼女たちを低俗な男性向けアイドルとして認識しているフェミニストの方々にちょっと見直して貰えるのではないかと思います。
「さかさかのパテマ」や「凪のあすから」が好きな我が夫にはグッとくるはず、どうだ夫よ。
坂道グループには、このように詩的表現の美しい歌詞やMVの曲が多く、そこで描かれる「思春期の少女」を切り取った瞬間はアイドルソングとは思えない熱量に満ちている。
フェミニストにこそ聞いて欲しいアイドル、それが坂道グループです。
ぜひ世界中の「少女だった大人」に坂道グループを聞いて欲しい!!!
なのでこのブログではちょくちょく坂道グループの曲を紹介していきたいと思いますが、ひとまず今回は、おなかにいる我がベビたん(女の子)が思春期を迎えたら教えたい曲ベスト5を備忘録として記しておきます。
けやき坂46 期待してない自分
ひらがなけやきによる青春ソング。
雨空は悪くない
傘で空が見えなかっただけ
その日の天気次第で
下を向いたり見上げてみたり
そんな落ち着かない青春よ
期待しないってことは
夢を捨てたってことじゃなくて
それでもまだ何か待ってること引用元:期待してない自分 作詞:秋元康
サッカーボールを蹴る子やバトンをする子など様々な部活動をイメージさせるシーンが続き、挫折しながらも希望を捨てないエネルギッシュな学生を描いたMV。
疾走感のあるメロディと激しいダンスが力強く、それでいて暑苦しく感じさせない爽やかな歌詞が大好きです。
欅坂46 世界には愛しかない
センター平手さんの絶叫から始まり、歌詞を朗読調に読み上げる部分も多く印象的な作品。
最初に秘密を持ったのはいつだろう?
大人は みんな嘘が多すぎて忘れてる
引用元: 世界には愛しかない 作詞:秋元康
ここの部分を聞いて、「秘密」を持つのってたしかに大人への一歩だよなあと思いました。
ベビたんがいつか秘密を持つような年頃になったら、過干渉しないようにしなくちゃなあ。まだ生まれてもないベビたんにいま約束しておきます。
欅坂46 サイレントマジョリティ
言わずとしれた、欅坂46のデビュー曲にして伝説の作品、サイレントマジョリティー。
君は君らしく生きていく自由があるんだ
大人たちに支配させるな
はじめからそう諦めてしまったら
僕らは何のために生まれたのか
引用元:サイレントマジョリティ 作詞:秋元康
この曲の「大人」は、わたしたち成人にとっても存在している「社会」。
社会のルールに抑圧されて、周りの空気を読むだけでは、生きているなんていえない。落ち込んだ時、支えが欲しい時、この曲がベビたんの背中を押しますように。
けやき坂46 僕たちは付き合っている
この曲は女性同士の恋愛を描いているのでは?という憶測も呼んでおり、我が夫におすすめの一曲。
もとい、「僕たちは付き合っている」ということを、周りにも知って欲しいという、恋愛を経験したことのある人なら共感出来る内容の曲です。
僕たちは付き合っていると叫びたくなる
このままずっと 秘密にできない
友達にも気づかれないようにするなんて
馬鹿馬鹿しいと思うから
ちゃんとオープンにしようよ
だって君があいつの
昔の彼女なだけ
二年も前の話じゃないか
何も悪いことしてない
僕たちは付き合っていると宣言しよう
みんなの前ではっきりさせよう
もしも君が何か言われたら受けて立つ
出会いの順番
神様はどうして間違えたんだろう引用元:僕たちは付き合っている 作詞:秋元康
ここの、「何も悪いことしてない」という部分。
恐らく、歌詞だけを追うならば、友達の元カノと付き合っているため、友人グループにおける肩身が狭いというストーリーなのだと思うのですが、MVと合わせるとより世界観に深みを感じます。
MV冒頭、先生は言います。「1に勉強、2に勉強」そして茶髪でパーマの女の子が、職員室に呼ばれて注意を受けます。
そこから曲がスタート。この出だしでわたしが思ったこと。
学校や社会って、なんだか恋愛を悪いもののように扱っているよなあ、と。
恋愛=低俗ですか?
妊娠してからというもの、余計にこの問題について考える機会が増えてきました。
わたしは現在23才なので、初産平均年齢30才の現代社会においては若めのママになります。
そして、若いママに対して世間には「はしたない」と思う文化があると思うのです。
もちろん、子どもを成育する環境を整える能力があるのかどうかなども問題になるため、若くして妊娠すると批判されるのは仕方ないのかもしれません。
ですがそもそも、恋愛する若者に眉を潜める「大人」が多すぎやしませんか?
これ、結構まずいと思うんですよね。コンビニからエロ本が消えるのもそうです。
芸能人の熱愛報道を書き立てるようなマスゴミメディアの方が、エロ本より先に処分されるべきでは??そっちの方が低俗だと思うんですけどね。
性や恋愛に関心があるのって、ごくごく自然なことでしょう。あ、他人のじゃなくて自分のね。
この辺については、いつかちゃんとこのブログで記事を書きたいです。
ちなみに、以下の記事が非常に興味深かったので、性嫌悪とフェミニズムについて関心のある方は読んでみてください→
本来のフェミニズムって、女性の持つどんな可能性も抑圧しないものであるべきだと思うのです。恋愛や性に関心のある女性をバカにするのは間違ってる。
ちょっと話が膨れすぎましたが、要するに、勉強しろ!ばっかり言われるから、その価値観に同意できない少女はこういう思考を持つこともあるんじゃないかなーって。
坂道グループではなく、HKT48の曲ですが、この曲が女性蔑視だって叩かれてるのはどうかと思うんです。
「勉強するよりかわいくなくちゃ」そういう思考の女の子だって、居ていいと思いますけどね。あくまでこの曲の中でそう叫ぶだけなら、全く「蔑視」ではないと思う。
あくまで「そういう思考回路の少女」の内面を描いたに過ぎないでしょう。
わたしは自分自身がおしゃれに余り興味を持てなかったタイプなので共感出来ないし、この歌詞をおじさんである秋元康が書いているのが反感を呼ぶ理由だとも思うのですが、女の子だって勉強しなさい、と押し付けるのもまた暴力。
だって、アブリルのこの曲だって似たような価値観のMVだと思うけど、誰も女性蔑視の曲だなんて思わなくないですか?
てか、男の子だって「勉強するよりおしゃれしたい!」って子が居るだろうし、それも許されるべきだと思うし。
どんな価値観でも許される世界になって欲しいなあ。いかなる押し付けもわたしは好きじゃない。
今はりゅうちぇるが人気になる時代だし、これからの社会は、「女は勉強しなくていい」とも「おしゃればかりにかまけるな」とも言われない、自由な世界になると信じています。