ゲムマ新作正体隠匿コロシアイゲーム【MADandDEAD】をプレイしてきました!
4/28(日)JellyJellycafe水道橋店にて開催された、ハコオンナ製作者のEJINさん最新作【MADandDEAD】体験会に参加してきました!
19:00スタートの予定でしたが18:30ごろからプレイ開始。
最終的にはEJINさん含めて7人でのプレイ。たっぷり4時間ほど遊びました。
ストーリーと勝利条件
うおおお『MADANDDEAD』マニュアル仮完成!!一回寝て誤脱と抜けチェック!!時間ある人いたら流し読みでも誤脱チェックお願いできれば助かります。まだわーっと書いた直後なので色々問題あるはず……スマン、誰か……(手記はそこで途切れている)今夜……どうにか入稿を…… pic.twitter.com/2DJGUBmcLC
— 江神号@ハコオンナドラマCD完成ヾ(*´∀`*)ノ (@ejingar) April 19, 2019
今回の春ゲムマ新作MADANDDEAD(M&D)は「人狼で怪しい奴を(投票じゃなく)独断でキルしたい」「吊るすとかでなく見栄えする銃とかでキルしたい」「バタバタタヒぬる大惨劇が見たい」「人間の闇が見たい」とかそのへんがコンセプト。サブコンセプトが「ロールプレイ&即興劇映えするボドゲ」。 pic.twitter.com/PsTImA5tBt
— 江神号@ハコオンナドラマCD完成ヾ(*´∀`*)ノ (@ejingar) April 19, 2019
コンセプトはサバイバルゲーム。
ゾンビに追われて逃げ込んだショッピングモールのバックヤードに立て籠もる中、屋上まで辿り着けばヘリコプターで救出して貰えるという連絡があった、というストーリー。
屋上の扉を開くには、「カードキー」というアイテムを所持した状態で、「3階」を探索し、扉を見つけないといけません。
誰か1人がその条件(カードキーを持って扉を見つける)を達成したら、脱出フェイズ開始。
全プレイヤーの手番を一回ずつ回し、生存しているサバイバーは脱出成功となります。
自分が生存中に屋上の扉を開くことが、サバイバーの勝利条件なのです。
ですが、プレイヤーの中には実は殺人鬼(マーダー)が混じっており、マーダーの勝利条件は、自分も含むプレイヤーの全滅。
また、ゲーム中何度も襲ってくる「ゾンビ」の襲撃により、だんだんゾンビが増えてしまいます。
限られた物資を有効的に使い、疑心暗鬼の中で協力し合う半協力型正体隠匿ゲームで、他のゲームでたとえるなら、シャドウレイダーズに議論の要素を増やし、協力色を強めた感じのプレイ感でした。
おおまかなルール
昨日はハコオンナのEJINさんの新作、正体隠匿サバイバルゾンビゲー「#MADandDEAD」の先行体験会でした!
— 秋葉原卓ゲー部 (@TgcAkihabara) April 27, 2019
ゲームはお馴染みのショッピングモールを協力して探索しながら、それぞれが自分の勝利を目指します。
驚いたのは全員が一瞬でゾンビ映画を再現し始める共感力と、圧倒的なドラマ感!お勧めです! pic.twitter.com/5eMIHTG6FC
屋上に出るためにカードキーと扉を見つけないといけない我々プレイヤーは、安全区画であるバックヤードを1人ずつそっと出て探索しに行き、ゾンビと戦ったり傷を負ったり、たまにはプレイヤー同士で殺しあったりしながら物資を補給してきます。
手番の流れ
①感染の処理
↓
②手札の使用・交換・譲渡・廃棄
↓
③探索
↓
④手札の使用・交換・譲渡・廃棄
①感染の処理
一階二階を順調に探索し
— ぎゅんぶく屋@渋江玖琉 (@gyunbuku) December 28, 2018
脱出用カードキーを入手したものの
ゾンビウィルスのワクチンは使い切ってしまった!
今後もし誰かがゾンビに噛まれたら
感染を防ぐためにそいつは撃ち殺さなければならない!
って状況で
脱出を目前にして見事に噛まれた自分!
しかし葛藤の末、仲間には噛まれた事を内緒に。 pic.twitter.com/cmE7r2Jh23
自分の手番の最初に「BITE」という“ゾンビに噛まれたぞ”カードを所持している場合、問答無用でゾンビ化。
右隣の人を噛み、(右隣の人の手札にBITEカードを加え)、その後、自発的な行動は一切取れなくなります。(交換や探索のフェイズはスキップされます)
つまり、殺されるまでずっとゾンビ。
ただし、この時、噛まれたプレイヤーは即時でゾンビになるわけではありません。
ゾンビのプレイヤーに噛まれた、もしくは探索中にゾンビに噛まれた場合、そのターンでは「BITE」カードを手札に加えるのみ。
次に自分のターンがやって来て、そのBITEカードが残っていたらゾンビ化するという仕組みです。
自分の手番が回ってくる前に「ワクチン」というカードを誰かが使ってくれれば「BITE」カードを除去することが出来るため、ゾンビ化を防げます。
②手札の使用・交換・譲渡・廃棄
ゾンビでないプレイヤーはこの②以降のアクションが行えます。
手札の上限が5枚であり、探索によって1枚はカードを引かないといけないため、手札を4枚以下にする必要があります。
効率的な装備で探索に行けるよう、他のプレイヤーと十分に議論して手札の改変を行うフェイズです。
③探索
万全の準備が出来たらいざ探索!
このゲームのメインフェイズですね。ゾンビ以外のプレイヤーはこのフェイズをパスできません。
ショッピングモールには1階、2階、3階があり、それぞれ山札としてカードが積まれています。
(水色が1階、黄色が2階、赤色が3階)
プレイヤーはどこか1つだけ好きなフロアを選び、その階のカードを一枚ずつ引きます。最低でも1枚は引かないと帰ってこれません。
引いたのがアイテムカードなら探索続行可能。引き返すのも自由。
もし「BITE」カードを引いてしまったら、手札の武器で応戦します。
手札に武器がないor武器の威力がBITEカードの強さに満たない場合は残念ながらそのカードは自分の手札へ入れなくてはならず、①で記載した通り、そのままの状態で1ターン経過するとゾンビになってしまいます。
(サバイバーの)クリア条件に必要なのはカードキーと扉。
カードキーは1階&2階に1枚ずつ、扉は3階の山札に1枚入っています。
ただし、階が上がるにつれて、入っているゾンビカードが強くなっていくので、武器やワクチンといった物資を集めて武装しながら探索していく、という感じになります。
手札の上限は5枚なので、たとえば探索前に武器カードを3枚手札に持っていたら、最大でも2枚しかカードをひけません。(ただし、途中でゾンビを倒す為に武器を使用したりして手札を消費することもあります)
手札が5枚になるorBITEカードに対処出来ない等の場合には強制帰還。
次のフェイズに移ります。
④手札の使用・交換・譲渡・廃棄
探索中、手番プレイヤーは話せません。
1人きりで黙々と探索に行って、やっと今他のプレイヤーのいるバックヤードに帰って来た、という設定ですからね。
そのため、帰ってきたあとのこのフェイズで今回の探索結果について話します。
もちろん嘘をつくのもOK。
また、②および④のフェイズでは、アイテムの使用が出来るようになっています。
マーダーが大暴れするならここ!
拳銃やシャべルといった武器で他のプレイヤーを殺しまくれるかも。
死者
殺されてしまった人は、基本一切喋れません。暇です。
でも、自分の手番には死者カードという特別なカードを場の山札の一番上に乗せることが出来ます。
マーダーは、自分が死んでも勝ちの目があるので、積極的に生存者への嫌がらせを考えましょう。
サバイバー側には「命にかえても」という能力を持つ役職者がいて、その人物が条件を満たして死んだ場合には、自身が死んでいても他のサバイバーの生存により勝利が出来ます。なので、この役職者だったなら、生存者の助けになるように考えます。
でも、その他多くのプレイヤーは、自分が死んだら負けなので、同じサバイバーだからって遠慮せず、じゃんじゃん嫌がらせして大丈夫。
わたしは絶対、死んだら嫌がらせします。
役職
MAD&DEAD考察。プレイ人数にもよりますが7人プレイ時でマーダー(人狼)側2人が自分の素性(役職)を何で騙るかは最重要。もう一人のマーダー同士は分からず、一般市民(村人)が1名か2名なので。一般市民4人になるのも避けたいし、でも1人しかない特定役職を3人重なれば間違いなくローラー処刑されますねww pic.twitter.com/BwkJiLKx5R
— キレッキレおみ(HOM) (@hom_omi) April 28, 2019
シャブ中で全員ブッコロリしたった pic.twitter.com/yLFWLuHNWG
— ガッテン明日丸 (@emerald__eo) April 28, 2019
このゲーム、役職もたくさんあります。
そして、役職ごとに固有の役職開示条件があり、条件を満たすと役職オープン。
めでたく確白or確黒になれます。
マーダー側は上手く騙りに出ないとさくっと確白が増えていってしまうので注意。
ただし、マーダーが役職オープンした際には死者が引けるDEADカードから3枚、場に置くことが出来るので、引きが良ければ役職オープンもかなり強力な効果になります。
感想
めっちゃ楽しかったです!!
わたしはルールの把握に時間がかかったので、なかなか今回はゲーム中に戦略を練るところまでいけませんでしたが、やり込んで強くなりたいと思わせるゲームでした。
プレイ感としては、冒頭でも書いたようにシャドウレイダーズに議論の幅を増やした感じ。
シャドウレイダーズは何も考えずとりあえずミナゴロシ!思考でもなんとかなりますが、このゲームは物資の数が少なく、そもそもマーダーなんていなくてもサバイバーがクリアを目指すのは容易ではないため、協力し合うのも重要になってきます。
また、役職の存在によって、ハコオンナと比べても議論する場面が多く生まれています。
運の要素も多分に関わるので、セオリーを作りづらいのも魅力。
もうダメだ…勝ちはない、と思った矢先、まさかのタイミングでいいアイテムが手に入ったり、逆に酷い目にあったり。
最後の最後まで「天命」に賭けられるドキドキ感が楽しいです!
ただ、逆に言うとアブストラクトゲームが好きだったり、人狼で安定進行が好きだっり、理詰めできっちり最善手を見つけたいタイプのプレイヤーには向かないかも。
わたしはとても気に入りました!
ゲームを買ったら注意したい事としては、経験者が協力ゲームならではの「奉行」になってしまいそうなこと。
未プレイの人に勧める場合にはしばらくはプレイに参加せず、背後霊のように見守るスタンスでいようと思いました。
戦略
で、ここからは既プレイの方じゃないと読んでも分からないと思うんですが、戦略の話です。
わたしは頭の回転が速くないので、今回のプレイ中、探索場所とかゲーム進行については結構他のプレイヤーの意見に付和雷同しちゃってました。
で、家に帰ってから、あの時のあの進行はああいうことか…、ならこういう意見出せたな…、と夫と一緒に反省会を開いている次第です。
とりあえず、次回プレイする機会があったら試したいのは、序盤の噛まれプレイヤーは放っておく作戦。
ワクチンを温存したいです。
でもそうすると、噛まれプレイヤーが自己申告してくれず、被害拡大する側面はあると思うんですが、それはそれでいいじゃん。
あと、EJINさんは1階、2階の探索で武器を拾ったあとで3階へ挑むのを推奨してらしたのですが、カードキーさえ手に入れたらワンチャン3階へ行くのもありかなー、と。自殺行為すぎるかな?試してみたいです。
また、1階に「庇う」があるので、それはとりたいなーと思うものの、確率が15分の1ですし、ワクチンはたった3本だけ。
1階の探索はせずに2階へ行き、周りに秘密でこっそりシャベルあたりを取得。カードキーを手に入れて3階へ。
これが効率良い気がするんですが、そう上手くはいかないですよね。
でも、わたしは忘れません。みんなで一生懸命に協力してやっと突入した屋上フェイズ。ゾンビ化して撃ち殺されたことを……。
屋上フェイズまで行って勝てないのはすごい悔しいですよ。分かってたら妨害したのに!ぷんぷん!
だから、次にプレイするときは、たとえサバイバーであっても、拾ったアイテムを素直に告白したりはしません。銃とかシャベルとか強奪とかは、こっそり持っておきたいです。
マーダーに目を付けられる可能性もありますしね。特に銃の場所は序盤は隠していてもいいような気が。
今回のプレイではサバイバー同士しっかり協力し合っていましたが、今度はもっと疑心暗鬼の足の引っ張り合いもやってみたいです。
ある程度ゲームが進むまでは協力して、その後は自分の勝利だけ考えてやってみたい。
以上、長くなりましたがとりあえず言いたい事はひとつだけ。
またこのゲームやりたいです。